Netflix【呪怨 呪いの家】を観た!めっちゃ面白かったから布教するぞ!『ネタバレ注意』

ドラマ
注:本作品はホラーです。
以下の描写が苦手な方は視聴をお勧めしません。
  • 心霊描写
  • 過激な性描写
  • 殺人描写
  • 虐待描写
  • グロテスクな表現
ゾムビット
ゾムビット

上の描写全部がダメな人でも平気なように記事を書くから安心してね♪

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そもそも呪怨とは何ぞや?

呪怨は、元々『佐伯伽椰子さえきかやこ』さんがお住まいだったお家に、引っ越しや肝試しで他人がズケズケと踏み入ったら伽椰子さんが「おまえら全員許さないゾ♪」とプンプンしちゃって獲物をほふってくという話です。

なんで家入っただけで伽椰子さんがそこまでブチ切れるかというと、両親から譲り受けた家で夫からDVを受け「私ばっかりこんな辛い目に合うなんてありえないっ!この家に入った人も同じ目に合わせてやるゾ」って決意(呪いと怨念)を固めながら人生を終えたからです。逆恨みもいいところですぞ。

※上記は呪怨小説版の設定です。呪怨パンデミック版だとまた違う設定があります。

なんで夫にあの世送りされたかというと、伽椰子さんの夫が「自分は無精子症なのに息子がいるのはなんで?」と疑問に思ってたらたまたま息子の担任が伽椰子さんの元好きだった人ということを知ってしまい、二人が不倫したと勘違いしたからです。まぁ息子の名前に「俊」の字入れちゃう伽椰子さんサイドにも問題はある。

呪怨の小説版を読むと剛雄と伽椰子の馴れ初めや俊夫の製造過程が赤裸々に綴られているので面白いです。

呪怨は元々Vシネマ版として制作されたものが口コミで広がり劇場版、ハリウッド版が制作されたというシンデレラストーリーを辿っていった作品です。

呪怨作品一覧
  • 学校の怪談G(1998年)
  • 呪怨ビデオ版(2000年)
  • 呪怨ビデオ版2(2000年)
  • 呪怨劇場版(2003年)
  • 呪怨劇場版2(2003年)
  • THE JUON 呪怨(2005年)
  • 呪怨 パンデミック(2007年)
  • 呪怨 白い老女(2009年)
  • 呪怨 黒い少女(2009年)
  • The Grugde 3(2009年)
  • 呪怨 終わりの始まり(2014年)
  • 呪怨 -ザ・ファイナル-(2015年)

このようにめちゃくちゃ作品数が多いです。この他にもJホラーのレジェンド貞子と戦った【貞子vs伽椰子(2016年)】やゲーム化もしています。

この全作品に伽椰子さんは諸悪の根源として君臨しております。まさに呪怨と伽椰子は切っても切れない関係、であると言えます。

 

Netflixオリジナルシリーズ:呪怨 呪いの家

金ローのレディプレイヤー放映の合間に戦慄恐怖のCMをブッ込み、Twitterのトレンド入りを果たしたことが記憶に新しい「呪怨 呪いの家」。

小説買っちゃうくらい呪怨が好きな筆者は真っ黒の人影を見て「おっ伽椰子今回は不気味路線で行くのかな~^^」とウキウキ心躍らせておりました。

ぶっちゃけちゃうとCMの人影は伽椰子じゃありませんでした。てかそもそも伽椰子出ませんでした。。。

監督:三宅唱

出演: 荒川良々 黒島結菜 里々佳 長村航希 岩井堂聖子 井之脇海 テイ龍進 松浦祐也 土村芳  柄本時生 仙道敦子 倉科カナ

脚本:高橋洋一瀬隆重

Netflix引用
ゾムビット
ゾムビット

伽椰子は出ねーわ、監督は清水崇じゃねーわ。それ呪怨って言えんのかァ?オォン?

中の人
中の人

脚本のお二人は呪怨ガチ勢の方々なので。。。

結論:細けぇこたぁいいんだよ!ってくらい面白かったです。

呪怨 呪いの家はシリーズ初めての連続ドラマで30分程度の話が6話あります。通しで見ても3時間程度ですし、何より話が面白いので全く苦に感じず全話視聴を終えることが出来ました。

以下に軽くあらすじを書いていきます。(Netflix引用)

①行ってはいけない家

心霊研究家の小田島泰男は、若い女性タレントから部屋で奇妙な足音がするという話を聞く。そして彼女から、足音を録音したテープが送られてくる。

②墜ちていくふたり

猫屋敷での出来事の後、聖美と、彼女を陥れた生徒たちの運命が狂い始める。はるかは哲也の母親から、母子ともに霊能力があることを聞かされる。

③窓辺にいた女

母となり、息子と雄大と3人で暮らしている聖美。どん底の生活の中で、白い服の女の幽霊を見続ける。哲也の夢を見たはるかは、彼の母に会いに行く。

④連鎖する呪い

呪いの家の所在地を探し続ける小田島は、幼女連続殺人事件の犯人Mに会いに行く。そんな中、妊娠中の妻が夫に殺されるという凄惨な事件が起こる。

⑤忘れられていた記憶

小田島は、自らの過去が呪いの家と深く関わっていたことを悟り、刑事に頼んで家の中に入れてもらう。そこで聖美の幻を見た彼は、彼女を探し始める。

⑥屋根裏にいたもの

呪いの家に出産を控えた夫婦が越してくるが、そこで恐ろしい霊視体験をすることに。答えを模索する小田島は、はるかと道子と共に、呪いの家を訪れる。

 

本作品は時代設定が1980年代後半~1990年代であり、実際にあった凄惨な事件が作中でさりげなく取り上げられ、それをなぞりながら時系列を辿っていくような構成になっています。

作中で取り上げられた事件
  • チェルノブイリ原発事故(1986年)
  • 女子高生コンクリート詰め殺人事件(1989年)
  • 松本サリン事件(1994年)
  • 地下鉄サリン事件(1995年)
  • 阪神・淡路大震災(1995年)
  • 神戸連続児童殺傷事件(1997年)

上記の他に明言はされていませんが、「多分モデルにしたんだろうな」と思ったものに『幼女誘拐殺人事件の宮崎勤』『検索してはいけない言葉:ミッキーマウスのキーホルダー事件(事件名は字面が怖いので濁します)』がありました。

Netflixという閉ざされた空間での配信だからブッ込めたような事件がてんこ盛りでしたね。劇場や地上波だったら物議をかもしたのでは?思いました。

 

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ガチめのネタバレ

結構ガチめのネタバレをしますので、まっさらな状態で観たい!って方はスルーしてください。

大体3括りの枠で話が展開していくので、勝手に赤チーム緑チーム青チームで分けました。初めは関わりのなかったそれぞれのチームが物語が進むにつれ関係を持っていくっていうのが凄く面白かったです。

-登場人物-
  • 小田島泰男:心霊研究家
  • 本庄はるか:アイドル
  • 深沢哲也:銀行員。はるかの婚約者
  • 河合聖美:転校生の女子高生
  • 桂木雄大:聖美の転校先で出来た友達の彼氏

妊婦の妻が夫に殺害されたというニュースを背に過去のことを思い起こす小田島泰男

時は1988年。アイドルの本庄はるかは夜な夜な自宅で聞こえるという奇妙な足音を録音したカセットテープを心霊研究家の小田島に渡した。その後番組で小田島と共演した際に「あの部屋は引き払い今は彼氏の深沢哲也の家に住んでいる。」と告げるはるか。小田島は哲也に話を聞きに行き「自分が結婚後の新居を探して変な一軒家に入ったことが原因。」と聞かされた。その内に哲也の家でも足音が聞こえ始め、自分に迫る白い服の女を目の当たりにし徐々に憔悴していく哲也。

一方母親が前の学校の担任と不倫し転校を余儀なくされた河合聖美。転校先で出来た友達2人に「近所に猫の集まる空き家があるから遊びに行ってみよう。」と誘われ一軒家に行くことに。途中で友達の彼氏の桂木雄大も合流し4人で一軒家へ。猫屋敷へ着くと途端に豹変する3人。

-登場人物-
  • 本庄はるか:アイドル
  • 深沢哲也:銀行員。はるかの婚約者
  • 深沢道子:哲也の母
  • 河合聖美:転校生の女子高生
  • 桂木雄大:聖美の転校先で出来た友達の彼氏

猫屋敷で桂木雄大他2人に性的に酷い目に合わされた河合聖美は猫に導かれ2階の押し入れへ入り泣いていた。ふと上を見上げると屋根裏部屋から自分を見下ろす白い服の女と目が合ってしまう。悲鳴を上げ猫屋敷から逃げ出す聖美と雄大。次の日新しい担任に「母が話があるので今夜家へ来て欲しいといっている」と告げる聖美。夜遅くに雄大を連れ家へ帰ると母と担任が浮気をしていた。担任の帰宅後、「自分の言うことを聞かないと猫屋敷での出来事をバラす。」と雄大を脅し、母親を殺害するよう依頼する。事を終えた後、夜の闇に消えていく2人。

一方深沢哲也から「母に会って欲しい」と言われ哲也の家へ行く本庄はるか。哲也の家へ入るとそこには白い服の女がいた。驚き目を覚ますはるか。哲也の家へ行ったのは夢だった。そこへ哲也の訃報を知らせる電話が入る。通夜へ行き哲也の母、深沢道子から「自分と哲也には霊能力がある」と告げられた。ある夜寝ている道子の前に哲也が現れ、何かを伝えようとする。

-登場人物-
  • 小田島泰男:心霊研究家
  • 本庄はるか:アイドル
  • 深沢哲也:はるかの婚約者。故人
  • 深沢道子:哲也の母
  • 重松久美:河合聖美。名を変え勝次、俊樹と3人で暮らす
  • 小林勝次:桂木雄大。名を変え久美、俊樹と3人で暮らす
  • 重松俊樹:久美、勝次の息子
  • 有安君江:児童相談所職員
  • 真崎千枝:妊婦
  • 真崎圭一:千枝の夫
  • 灰田信彦:千枝の不倫相手。既婚者

殺人を犯し名を変え暮らす河合聖美桂木雄大。息子もでき3人で暮らしていたが、辛い仕事にしか就けずうっぷんを聖美と重松俊樹へのDVで晴らしていた。ある日児童相談所の職員有安君江が俊樹を保護してしまう。息子を取り返した聖美だが、俊樹は数日後に雄大により頭蓋骨を骨折させられ意識不明の重体となってしまった。雄大は事の重大さに恐怖し行方をくらました。

本庄はるか小田島泰男と協力し、深沢哲也が亡くなった原因が例の一軒家にあると確信し場所を探し始める。自宅で哲也との思い出の品を見返すと小田島に送ったはずのカセットテープが出てきた。その夜哲也と例の一軒家にいる夢を見たはるかはカセットテープを持って深沢道子に会いに行き、道子は霊視で哲也の入った一軒家の住所を突き止めた。後日はるかが例の一軒家を訪れるとそこには灰田信彦とその妻が2人で暮らしていた。帰り際はるかが家の2階を見上げると窓辺に灰田の妻ではない何者かの白い影が浮かび上がった。

信彦が仕事終わりに立ち寄った喫茶店には真崎千枝がおり、ベビー用品を見ながら2人で談笑した。その様子を外から千枝の夫の真崎圭一が見つめていた。

-登場人物-
  • 小田島泰男:心霊研究家
  • Mくん:拘留中の幼女連続殺人犯。小田島のファン
  • 重松久美:河合聖美。名を変え勝次、俊樹と3人で暮らす
  • 有安君江:児童相談所職員
  • 真崎千枝:妊婦
  • 真崎圭一:千枝の夫
  • 灰田信彦:千枝の不倫相手。既婚者

喫茶店で逢引きし、お互いの配偶者を殺害し一緒になる計画を立てている真崎千枝灰田信彦。その夜お腹の子は自身の子ではないと告げられた真崎圭一は千枝に殺害されそうになる中、返り討ちにしてしまった。慌てて胎児を取り出し灰田の家に向かうが、胎児は息を引き取ってしまった。その亡骸を庭に埋め終えた後に家の中から女性に声をかけられ、食事をふるまわれる。玄関から出ていこうとした圭一は自殺している灰田と灰田に殺害された彼の妻を目撃した。次の日自首した圭一は留置所にて謎の死を遂げる。

一方、自身の著書のファンであるMくんより「例の家の場所を知っている」と情報が入り面会に行く小田島泰男。そこで「図書館で過去に起こった事件を調べると特定の家が出てくる。そこに違いない。」と情報を貰い、妻と共に図書館へ行く。一方、重松久美=河合聖美と突き止めた有安君江は聖美に関わる事件を調べるために図書館へ来ていた。そこで偶然小田島と出会い、彼が探している家の住所を伝える有安。その家は真崎圭一が子供を埋め1話の冒頭でニュースとなった家だった。そのまま有安と共に現場に向かった小田島は自分が5歳まで例の家に住んでいたことを思い出した。

-登場人物-
  • 小田島泰男:心霊研究家
  • 本庄はるか:アイドル
  • 重松久美:河合聖美。名を変え勝次、俊樹と3人で暮らす
  • 小林勝次:桂木雄大。名を変え久美、俊樹と3人で暮らす
  • 重松俊樹:久美、勝次の息子
  • 有安君江:児童相談所職員
  • 高坂保:刑事。真崎圭一を取り調べた
  • 佐々木篤:不動産会社社長

都会の一室で外国人労働者を相手にし日銭を稼ぐ河合聖美。そこへ行方知れずとなっていた桂木雄大が現れた。聖美は重松俊樹は雄大の子ではなく、猫屋敷に行った日に渡された子だと告げると雄大に風呂を勧め、溺死させた。その足で猫屋敷へ行き庭から窓ガラスを割って家屋へ浸入した。墜ちる前の過去を思い出して泣き崩れていると、行方不明になったかつての友人が現れ3人で共に奥へと消えていった。

小田島泰男高坂保を喫茶店へ呼び出すと、自身が5歳まで事件のあった家に住んでいたと告げ、何か思い出すかもしれないからと例の家へ入れてくれるよう頼んだ。家に入ることに成功した小田島は何かの気配を感じ2階の押し入れを開けると、そこには学生時代の河合聖美がおり、押し入れの天窓を見上げ悲鳴を上げた。この女学生が聖美ではないかと感づいた小田島は、後日有安君江本庄はるかと待ち合わせ聖美の顔を確認すると3人で聖美を探すことにした。

高坂保は例の家を管理している不動産会社社長の佐々木篤に例の家について聞き込みをしていた。佐々木からは例の家で起きた事件に、『大家の息子が女性を監禁し孕ませ殺害したが胎児が見つからなかった』、『少女が失踪し父親も蒸発して息子が一人残された』の2つがあることが語られた。

後日高坂保に「例の家に侵入したものがいる」と呼び出された小田島泰男有安君江は現場に残された痕跡から侵入者が河合聖美だと証言する。聖美の捜索中に屋根裏の監禁部屋を発見し、そこで小田島は過去に姉が屋根裏へ登ったこと、幼い自分が白い服の女に赤ん坊を渡されたこと、庭から侵入してきた何者かに赤ん坊を持ち去られたことを思い出した。

-登場人物-
  • 小田島泰男:心霊研究家
  • 本庄はるか:アイドル
  • 深沢道子:はるかの元婚約者の母
  • 有安君江:児童相談所職員
  • 重松俊樹:久美、勝次の息子
  • 真崎圭一:千枝の夫。殺人犯
  • 高坂保:刑事。真崎圭一を取り調べた
  • 諸角勇作:智子の夫
  • 諸角智子:勇作の妻。妊婦
  • 砂田洋:女性を監禁し孕ませ殺害した大家の息子

真崎圭一が起こした事件から2年後の1997年。諸角勇作諸角智子の夫婦が例の家へ越してきた。それを知りこの家で何があったかを話そうと小田島泰男が訪れたが、勇作を怒らせてしまったので名刺を置いて帰宅した。その日の夜中に智子が寝苦しさから目を覚まし1階へ降りると、TVで本庄はるかが体験した足音の話が放送されていた。勇作も何らかの気配を感じ起きると智子がいないことに気付き1階へ探しに行く。そこで智子が圭一に食事をふるまっているのを目撃してしまう。

後日、勇作から呼ばれた小田島ははるかと深沢道子と共に例の家へ向かう。霊視で過去に何があったのかを探ろうと試す道子にはるかは「あなたは智子さんと一緒にいてあげて」と言われ、ベッドで横になる智子に付き添う。霊視が始まるといつのまにか背後に砂田洋が立っていた。砂田に襲われ産気づく智子を救急車で見送る小田島、はるか、勇作の3人。一人屋根裏に残り霊視を続けていた道子は下から登ってきた小田島の姉と監禁部屋に佇む白い服の女を目撃する。

後日高坂保が小田島を訪ねてきた。そこで自身が生かされている理由を語る小田島。

一方寝たきりの重松俊樹を見舞いに来た有安君江は俊樹が何かを伝えようとしていることに気付く。

はるかは例の家に行き自分にとって全ての始まりとなったカセットテープを埋めていた。その行動が全ての終わりになると信じて。

結構語りましたが、もちろんこれだけでは不十分ってか面白いとこ端折ったので、このネタバレを見て「面白い!」って思った方は是非本編も観てみてください!

Netflix昔は1か月間無料体験が出来たのに、今は出来ないみたいです。。。

お金がかかるので気軽に進められませんけど、良かったら観てみてください。

 

 

BBAのグダグダ感想

CMを見た時からすっごい楽しみにしてました!役者さんが全員迫真の演技で本当に本当に観ていて純粋に恐怖を感じられる良作でした。

これ舞台が80年代~90年代なんですよね。途中まで設定忘れてて「なんかみんな古い髪形してるな…」でやっと思い出しました。作中で小田島が「今からオカルトはブームが来ると思う」と語る箇所があったんですが、90年代は本当にオカルトブームでしたね。当時は1ケタ台のキッズだったのですが、そんなキッズでも混沌とした空気感は覚えています。変な時間に寝ちゃって深夜2時半頃に起きた時にターゲットが不明なバラエティ番組を見た時の気分とよく似た空気感でした。

呪怨と言えば心霊的な怖さがウリだったのですが、正直そういった恐怖は抑え気味でした。代わりに人間的な怖さの方が強いかな?と思いましたね。聖美ちゃんが終盤住んでる家とかマルサの女2に出てきそうだったもん。あと全体的に殺し屋1臭が漂ってた。

心霊的な怖さで一番怖かったのは2話の哲也のお母さんの「弔問でいらした皆さんにもこの子の顔をお見せすることが出来なかったんですよ。でもあなたには見て欲しくて。。。」ってセリフでした。いや、いいです。絶対変顔してるもん。変なクソデカ効果音くん引っ提げて変顔アップぶちかますんでしょう?知ってる知ってる。こういう先が予想できるのが一番怖いんですよね。怪談とかも「一番奥のトイレに隠れたら手前からノックしだした」ってやつが一番怖いもん。因みにこの時のお棺の中の顔はジャンポケ斉藤さんが目ぇMAXにひん剥いて口大きく開けてる顔に似てました。斉藤さんが変な顔と言っているわけではない。

一番見ててキツかった描写は、4話の「ああ、早く出さなくちゃ。。。」っつって圭一が包丁持って千枝に迫ったとこですね。ゴア表現が苦手な人は4話は観ない方がいいです。筆者もゴア表現が大の苦手なのですが、ウォーキングデッドを1週間ぶっ続けでシーズン9まで見たら耐えられるようになりました。履修しといて良かったTWD。てかホラー物に出てくる妊婦ってめちゃくちゃ怖くないですか?特にゾンビもの。絶対異形になってるもん。

一番面白かったのは、6話の砂田洋がいつの間にか背後に立ってるところでした。ここホントは笑える場面じゃないしこの後すぐに笑えなくなるんですけど、ピューと吹く!ジャガーのたてぶえマンみたいな恰好してて凄いシュールで面白かったです。

あとは性描写が凄く過激だし多かったから親と観ない方がいいですよ。親と観て気まずくなるのは1、2、4話ですね。性的な意味で。嫌がってんのに無理やりとか外国人とあれやこれやとか、聖美役の女優さんほんっと凄いです。TVでもよく見かけるようになるんじゃないですかねぇ?

あとはもうね、オチがね、素晴らしかった。言えないけど。オチが良すぎて細かいアラとかどうでも良くなりました。アラないけど。

あとあと、EDが水曜日のカンパネラみを感じる非常にクセになる曲でした。なんかアイヌ語使ってるみたいです。下のリンクですが最初の3秒はプレステの起動音みたいな『ジュワワァァァンンンン』ってちょっと怖い音流れるんですけど、あとはずっと神の子池みたいな池の画と水曜日のカンパネラが作りそうな曲が流れるだけだから怖くないですよ。そんかいの~そんかいの~はーきな ふーすう はーらら そーっそっ そっ♪

 

真面目な感想

ここまでは本当に思ったことを述べただけでしたので、ちょっと真面目に感想を書きたいと思います。

本作品は登場人物が非常に多く、また家の中の時系列が歪んでいるので、過去や未来の本来出会うはずのない人物と接触するなど、非常に難解な構成となっております。ですが、そんな難しい時系列を扱っているにも関わらずスッと頭に入ってきて1周目でも「あ、こことあそこが繋がったんだ」と分かりやすい作りとなっております。これは監督の手腕の賜物だと思います。

また俳優陣の演技力も非常に高く、最近のホラーはアイドルが女優に転身する登竜門くらいにしか思っていなかったのですが、全くそんなことはなかったです。ホラーにありがちな、ただ叫んで困ったようにうろたえるだけのようなものは少なかったですし、みなさん活舌が非常によく何を言っているのかよく聞き取れて非常に見やすかったです。

中でも一番演技が光っていたのは4話冒頭のMくんと小田島の拘置所でのやり取りでした。時間にしてたったの3分間だったのですが、一番印象に残るシーンでした。改めて役名と俳優さんのリストを載せますので、Mくんと小田島をどなたが演じたか注目してみてください。この2人のやり取り好きでここだけ3回見返しました笑

演出面では実際にあった事件を作品内に組み込むことにより、暗く陰鬱な世相を視聴者にインプットさせ、呪いの家に翻弄されている面々のみではなくこういった事象は日本中に散らばっている、視聴者も当事者になりうる可能性はいつでもあると恐怖を煽る効果を狙っていたのかな、と思いました。※個人の感想です。監督がそれを狙ったのかはわかりません。

呪怨 呪いの家はNetflixという様々なしがらみに左右されづらいフィールドで制作されたからこそ、これ程クォリティの高い良質なホラー作品となったのだと思います。残念なのはホラーという万人受けしないジャンルということです。個人的には凄くまとまった非常に良い作品だったので多くの方に視聴して欲しいと思いました。

 

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まとめ

最後に役者さんのご紹介をして記事を締めたいと思います。

役者さん(敬称略)

この記事で呪怨 呪いの家に興味を持たれた方はぜひぜひ視聴してみてください。オチ見て「うっひょうこいつぁ!」ってなってください笑

 

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